出典:[Yahoo!ニュース「ME:I 電撃脱退の4人中3人が声明発表]

2025年12月、ME:Iから4人のメンバーが年内で脱退することが発表された。
COCORO、RAN、SHIZUKU、KOKONA――いずれもグループの初期から中心的に活動してきたメンバーだ。
しかもそのうち3人が声明を発表し、1人(COCORO)は沈黙のまま。
この事態は、単なる卒業や契約満了ではなく、グループの語りと構造が同時に崩れた瞬間として捉えるべきだ。
■ 何が起きたのか:時系列と構造
- ME:Iは2024年4月にデビューした11人組ガールズグループ
- 2025年に入り、体調不良や規定違反による活動休止が相次ぐ
- 10月:SHIZUKUが「規定に反する事案」で活動休止
- 12月:COCORO、RAN、SHIZUKU、KOKONAの4人が年内で脱退と発表
このうち、COCOROとRANは体調不良による休養中だった。
SHIZUKUは規定違反、KOKONAは活動継続中だったにもかかわらず突然の脱退。
つまり、4人の脱退理由はバラバラで、共通の語りが存在しない。
■ 声明の構造:語りの断絶と個人化
3人の声明には共通点がある。
- 「葛藤」「熟考」「感謝」「反省」といった語彙が並ぶ
- ファンへの謝罪と感謝が中心
- グループの未来には触れるが、脱退の理由は曖昧
特にSHIZUKUは「アイドルとしての自覚に欠けた未熟な行動」と自己批判を含むが、具体的な事案には触れていない。
これは語りの断絶だ。
ファンが納得できる「物語の筋道」が提示されず、個人の感情だけが並ぶ。
■ なぜ「構造の崩壊」なのか
ME:Iはオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』から誕生した。
つまり、最初から“語りの設計”があったグループだ。
メンバーの成長、絆、挑戦――すべてが物語として可視化されていた。
だが、今回の脱退はその語りを断ち切る形で行われた。
- 4人同時脱退という“構造的ショック”
- 理由がバラバラで、統一された語りがない
- ファンが受け取ったのは「卒業」ではなく「崩壊」だった
これは、語りの設計が崩れた瞬間であり、
ME:Iというグループの“構造的アイデンティティ”が揺らいだことを意味する。
■ 今後の展望:7人体制と語りの再構築
ME:Iは今後、7人体制で活動を継続する予定だ。
だが、重要なのは人数ではない。
語りをどう再構築するかだ。
- 残ったメンバーが語り直すのか
- 運営が新たな文法を提示するのか
- ファンが語りを補完するのか
この“語りの再構築”が成功するかどうかで、ME:Iの未来は決まる。
■ 結論:ME:Iは今、語りの空白にいる
今回の脱退劇は、単なる人員の入れ替えではない。
それは、語りの断絶と構造の崩壊という、アイドルグループにとって最も深刻な事態だ。
ME:Iは今、語りの空白にいる。
この空白をどう埋めるか――それが、次の物語の始まりになる。

